実録!職業訓練校へ入校までの道のり

この記事では、私が実際に行動した内容をお伝えしていきたいと思います。

やはり私もそうでしたが、はじめての経験なので、すべてが順調にいくのかと思われる方も多くいらっしゃると思いますし、実際私もスムーズにいかなかった部分もありますので、そのあたりを中心にご説明していきます。

目次

初めてのハローワーク

私は、退職前は単身赴任で仕事をしておりましたが、退職後には、地元に戻ることにしていましたので、新しい住所の所在する市のハローワークに行きました。

職業訓練という存在にネット検索で出会い、そこから面白そうだなと思いさっそくハローワークに足を運んでみました!

すると、そこで思いがけない落とし穴が……

ハローワークへ行き、まずは自分が職業訓練を受けられるか??という点が非常に気になっていたので、スタッフの方にこう聞きました。

サラリーマンとは別で不動産賃貸業での収入があるのですが問題は無いですか?

大丈夫ですよ~。あっ、でも開業届は出してないですよね?

んっ、これは、、出しているけど、出していないっていったらまずいかな、、でも、、まだ名前も出してないし、とりあえず本当のことを言うか

はい。出しています。

あっ、それでは、ダメですね、、(パラパラと規定をめくり)ここに書いてありますね

あー、たしかに開業届を出しているとダメと書いてありますね……。
わかりました。

まさかのNG判定が出てしまいせっかく意気揚々と明るい未来を思い描いていたのにお先真っ暗な気分。

でも、納得いかない……

家に帰りGoogle先生を頼りにいろいろ検索してみた結果、総合すると

 労働収入はNGというのが基本原則であり、不労所得はOK

と理解が出来ました。

開業届を出している=事業(労働)を行っている=NGというロジックのようです。

なので、不動産のように相続で仕方なく保有することも多い性質のものでもあるし、その保有のために仕方なく開業届を出している人だっているはずです。本業のサラリーマンの仕事がメインであり、あくまで資産の保有という観点で特に労働をしているわけではないという考えもできるし、恐らくその考えが一般常識なのではないでしょうか。

ということで、念のため顧問税理士に問い合わせをして、役所に税理士からも問い合わせしていただいたところ、大丈夫そうとの回答(以下原文です)を得ることが出来ました。

鈴木様がお住まいのハローワークに確認をとってみました。
(もちろん、鈴木様のお名前は出していません) 
結論としましては、個人での不動産収入は労働による収入ではないため、失業保険を受給できるとのことです。
その証明として、とくに廃業届の提出は必要ありませんと言われています。
なので、弊社としても税務署に廃業届は提出いたしませんし、青色申告も継続できるのではないかと考えております。
鈴木様ご自身でも、ハローワークに確認をとっていただいた方がよいと思います。
もし上記と異なる展開になりましたら、お手数ですが再度ご連絡お願いします。
(役所は対応する人によって違う事をいったりするので。。。)

という回答をもらえたので、ホッと胸を撫で下ろすことが出来ました。

ちょっとしたバタバタがあり、思い描いていた脱サラの最初のステップである職業訓練校へ行くことがなんとか出来そうということで、有給を取ってハローワークに再度訪問。

想像通りおじさん職員たちが何人か居る。

こちらは目的の建築、リフォーム関係の学校が決まっているのでちゃちゃっと受付けだけしてくれればいいのだが…。

申請書に記入した内容をおじさんが一つ一つ確認しながらパソコンに打ち直していく…。

えっ、これってなんと非効率な作業

そして、なぜか不備があり登録が出来ない。

たぶんここだろうという項目をまあオッケーでいいよね!という感じで、強引に進めていく…。

そして、判断に迷った点が、職業訓練校へ行き説明会に参加をしろということだ。

これは、ミスマッチを防ぐ目的のためということは理解できるのだが、考えた末の申込なので別に行かなくてもいい。むしろその時間を別のことに使いたい!

と思っていましたが、おじさんの機械的な

「行ってください」

に、議論の時間がもったいないと思い参加することに。

前段でスケジューリングが大事といいましたが、以下のような時間軸で進めていきました。

入校までのスケジュール

STEP
最終出社 2/14
STEP
引越し 2/17

単身赴任→家族のもとに

STEP
説明会参加 2/18
STEP
入所試験 3月上旬
STEP
退職日 3/31
STEP
ハローワークへ行く 4/1
STEP
職業訓練入校

という状況でした。

今振り返ってみると、やはり退職日を3月中旬くらいにしておけば、ハローワークに余裕をもって行き手続きが出来たので、これから実践される方は、ご参考にしていただければと思います。

説明会

説明会には、有給消化中に休職友人も誘って2人で参加。

ポリテクセンター(訓練施設)現地へ赴きました。

最寄りのJRの駅からバスで30分ほど。決して良い立地ではありませんが、そこは致し方ないかなと自分に言い聞かせて向かいました。
(もう辞めることを決めていましたので、この程度の面倒臭さでへこたれるわけにはいかないというバイアスがかかっていた可能性も多分にありますね笑)

外からの中を除くとこんな感じ。

イベントホール外観

説明会はイベントホールの中で行いました。昭和天皇も来たことがあるのですね。

説明会の会場はこんな感じ。

イベントホール内にはこんな広い体育館みたいな場所が。

1度も入りませんでしたが、たまに何かの技能試験会場として活用されていました。

説明会では、各コースの説明を担当の先生が行い、その後実際の実習現場を数グループに分かれて見学をするという流れでした。

トータルで2時間くらいだったかなと思います。

いくつかの学科の説明会が合わさった形で、学校の概要、それぞれの教師によるコースの説明、教室見学という流れでした。(友人はほぼ寝ていました、、)

実はその中に重要なポイントがありました。

それは、「出席確認」です。

明確に定義にはないですが職業訓練に参加するたまには、試験と面接があります。

もちろんその2つで合否判定するのですが、試験日の申請書類の中に説明会に参加したかどうかを書く欄があったのです。

このことが実際何処まで合否に影響するかは分かりませんが、意欲という点では加点があるのではないかなと思いました。

帰りのバスは、始発が訓練校から出ていましたが、本数がこんなに少ない、、、

現地での説明会を経験して、やはり電車、バスと乗り継いで実際に行ってみると1時間30分以上もかかった点がちょっと本当に通えるかな。。。笑。という不安が多少出てきたくらいです。

余談となりますが、その後近くのスーパー銭湯で友人と日が落ちる前から湯船につかり、お酒を飲んでしまいました。「自由だ~!」と晴れ晴れしい気持ちでのどを潤しました。

入所試験

つぎに試験に関してどのような内容だったかを記載したいと思います。

職業訓練の入所テストは、以下のような内容です。
試験内容は、基礎学力・安全・面接の3つに大きく分かれていました。

配点や合格点は非公開なので、完全に私の予想となりますが、以下のような内容でした。

【基礎学力】40点満点 25分間
漢字、反対、類似なものはなに?
分数の計算
定価はいくら?
(条件:仕入れ2600円 定価の2割引きで販売して100円の利益)
説明があり、最終的にバスに乗ったのは何人?
図形の形をサイド、正面からみたものはどれ?

【安全】??点 10分間
沢山ある図形から三つの同じ図形探し
絵の間違い探し
絵を見てあぶないこと、何が起こりうるか推測系
基礎学力は特に問題なく解けたのですが安全の間違い探しが1つできなかったです、、

正直事前の対策は必要ないかなとも思いました。

【面接】筆記試験の後にそのまま面接を受けます
2人の面接官でしたが、特に鋭い質問もなく淡々と5分くらいで終わりました。
今回は通常1倍程度の倍率が3倍近くだったので合格発表が出るまでかなりドキドキでした。1週間後くらいに家に合否の書類が届きました。
(落ちた場合でも何点だったかは、教えてくれないようです)

ハローワークでの手続き(愕然とした事実判明。。。!?)

その後合格通知をもって4/1にハローワークに行って手続きを行い準備万端となりました。

ただし、これから同様の手続きをされる方に注意してほしい点としてあげられるのが、

退職日入校日の関係です。

本来であれば、

退職

2週間程度で会社から離職票という書類をもらう

書類も合わせてハローワークに持参

が理想的な流れとなります。

また、もし離職票が間に合わない場合は、代用として退職証明書なるものを会社から発行してもらう必要があります。

私の場合、3/31が退職日であったので、当然ならが離職票は間に合わないので退職証明書にて代用を考えていました。

しかし、会社に問い合わせしたところ正式な退職日にならないと発行できないとのことで、最短でも4/2頃に自宅に郵送できるだろう(確約できない)という状況でした。

上記の状況をハローワークの方に説明したところ私の住んでいる市のハローワークの方は後から離職票を提出していただければ大丈夫ですと言っていただいたので無事手続きを進めることが出来ました。

ネット等で調べたところによると、そのような寛大な対応をしてくれないハローワークもあるそうなので、事前にしっかり確認をすることをおススメします。

私も最初にこのことに気づいたときは、かなり時間も迫ってきて退職も決まっていたので、なんというケアレスミス(退職日を3月中旬にしておけばよかった。。。)をしてしまったのだと、愕然として覚えがありますので、皆さんは十分にご注意下さい。

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