「職業訓練という言葉は聞いたことがあるけど、実際どんなものなのかはよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では職業訓練校について解説します。
職業訓練について気になるけど、という方はぜひご一読くださいね!
職業訓練のイメージは?
みなさんは「職業訓練」というとどのようなイメージをされるでしょうか?
正直私の最初のイメージは、
高校を卒業後に行くもの?高専とか聞いたことあるな。
程度でした。
なので、社会人を経験した人がいくようなところではないという認識でした。
しかし、職業訓練を調べると、失業中の方が再就職するための公共職業訓練を行う施設であって、国や自治体が主体となって運営し、年間30万人に利用されているとのこと。
私の周りには、職業訓練に通って第2の人生を歩みはじめた人は誰もいなかったので知らなかっただけで、これだけ毎年利用者がいるのであれば、しっかりした仕組みが出来上がっているのだろうという安心感に少し変わりました。
公共職業訓練というのは、国の中でも厚生労働省が管轄しており、厚生労働省のHPの中に、人材開発のページにハロートレーニングというキャッチコピーを採用して、啓蒙活動をしています。
出典:厚生労働省HPより
では、このハロートレーニングというものに関してもう少し深堀をしていきたいと思います。
いったいどんなことが学べるのか?
出典:厚生労働省HPより
パンフレットの抜粋になりますが、
- 建築系
- 製造系
- IT系
- 事務系
- サービス系
- 介護系
- デザイン系
- 理容・美容系
と幅広い業種の訓練を受けることが可能です。
訓練期間は2か月~最長2年とありますが、多くは、2~6か月のコースが多いです。
また、どこで訓練を受けるかですが、訓練内容によって様々ですが、実技関係が必要なコース(建築、電気工事、溶接等)は、訓練施設が各都道府県にあります。
その他の多くのコースは民間委託業者が運営しているため、駅前のスクールに通うような形となります。
訓練期間 | 受講場所 |
---|---|
2か月~最長2年 ※2~6か月のコースが多い | 訓練内容による ※実技が必要なコースは書く都道府県にある訓練施設 |
受講要件は?
ハロートレーニングは、大きくわけると2つのカテゴリーに分けることができます。
出典:厚生労働省HPより
離職者訓練は、雇用保険受給資格ある方となります。
失業者の方が該当しますので、現在サラリーマンをされていて、会社を辞めた場合は、こちらに該当する形となり、失業手当等を受給しながら受講が可能です。
注意点としては、受講開始日から遡って1年以内にハロートレーニングの受講をしていないことが条件です。
求職者支援訓練は、雇用保険受給資格ない方となります。具体的には、自営業の方、主婦の方、フリーランスの方、学卒者(未就職)の方となります。これらの方は、失業手当の代わりに、一定の支給要件を満たせば月額10万円の給付金を受けることができます。
つまり、2つの違いは、いただける手当の条件や金額が違うことくらいと考えて良いかと思います。私の通っていた建築コースでは、両方のカテゴリーの方がいました。
■申込時期は?
様々なコースがありますが、全て一律のスタートではありません。
それぞれ異なっておりますので、大事なことは脱サラを考えたら早めに、ネットで調べ開講時期から逆算して会社を退職する時期を決めるというのが最も効率的な辞め方ではないかと思います。
応募受付開始は、だいたい開講の2~3か月前となりますので、気付いたら応募時期が過ぎてしまっていた!となると、時間のロスでもありますし、なによりせっかく新たな一歩を踏み出そうとしたあなたのモチベーションが下がってしまっては悲しいので、最初にスケジューリングをしっかり行うようにしましょう。
■入学時期は?
コース別の入学時期はおおむね以下の通りです。
6か月未満のコース | 6か月のコース | 1年以上のコース |
---|---|---|
1年中 (4月>10月>1月>7月の順に多い) | 4月または10月 (まれに1月・7月) | 4月 |
■ハロートレーニング受講までの5つのステップ
ハロートレーニングを受けるための大まかなステップは以下のような形となります。
そこまで複雑なことはありません。
求職申込み・職業相談
*申込みの際に、職業訓練相談員の方から、現地での説明会参加を強く勧められます。これは必須ではないですが、可能であれば受けたほうがよいでしょう。
私の所感ではありますが、「試験の合否に影響する可能性もあるのでは!?」と思いました。(後述にて実体験を記載してます。)
指定された日に筆記試験と面接を行います
合格したら、ハローワークに1度行き、その後通学開始
という流れになります。
現在サラリーマンの方で、辞めてすぐにハロートレーニングに通いたいという方は、2週間くらい退職日から通学までの間に余裕があると良いかもしれません。
退職すると離職票というものが発行されまずが、通常2週間程度かかりますので、それがないとハローワークの手続き上ばたばた、ドキドキすることになります。
私の場合は、退職日3/31,通学開始 4/2でしたので、必ず4/1にハローワークで手続きが完了しないとマズいという状況でした。。
まとめ
今回の記事では職業訓練校について紹介しました。
次の記事では実際に私が職業訓練校に入校するまでの道のりについてを紹介します!